うさぎの住まい

欧米ではうさぎにケージ(小屋)は不要、サークルを推奨

うさぎの住居&ケア&トイレ

ここでは海外、特に北米で推奨されているうさぎのハウジング(住まい)を紹介します。基本的にペットうさぎは屋外ではなく室内で飼うことをお勧めします。

 うさぎを悪天候や外敵から確実に守るだけでなく一緒に暮らすことでうさぎは大切な家族の一員になります。うさぎの住環境で海外と日本との大きな違いは、日本ではケージ(小屋)を基本としてますが欧米、特にアメリカでは囲い、サークル X-ペン内に食器、水入れ、トイレ、隠れ家などを設置する、ケージフリー(小屋不要) が主流です。

また完全な放し飼いをフリーローミング, Free-roamingと言います。 

室内飼いの犬、猫と同様、うさぎも小屋、ケージは必要ありません。 

アメリカでは多くのウサギの飼い主はリビングルームなど、家の一部を自由に走り回れるようにしています。最初のうちはうさぎの専用場所(エクササイズペンまたは広々としたケージ)を確保します。 エクササイズペン(X-pen)は広々として掃除がや移動が容易でケージよりも安価なためうさぎの理想的な住まいです。 ケージを選ぶ場合はうさぎが耳をぶつけずに後ろ足で立ち上がり、両方向に体を十分に伸ばすことができるスペース必要です。 ケージの床面積は大人のウサギの 6 倍のサイズが必要です。トイレ、餌入れと水皿、おもちゃのための十分なスペースを確保します。 床はしっかりしている必要があります。 金属のワイヤー(網)はウサギの足に悪いので避けます。

  • エクササイズペンは 8 個のワイヤー「パネル」で接続されているため正方形、長方形、八角形、など、いろいろな形に変形させて使えます。
  • 天井がないサークル内の中に段ボールを利用したハイディハウス (隠れ家)を入れます。 木製や市販のものも利用できます。 

フローリングやカーペットが汚れないように、床面には古い敷物、ターフを敷きます。 (うさぎが掘ったりかじったりしても、安全は物を選びます)犬用のペンには通常上部天井がないため、うさぎが飛び越えられない程度 (90cm以上) の高さが必要です。

うさぎのトイレ

Rabbit Litter Training /Bunny Potty Training

トイレの種類と設置方法は、欧米と日本では異なります。 

日本で主流の3角形のトイレは欧米のペット用品店ではほとんど見ません。 代わりに猫用のトイレ牧草入れ兼トイレとして使用します。 トイレと牧草入れを兼用にするのは、うさぎの習性に合いウサギも牧草をよく食べたり、リラックスしてトイレを覚えます。 

保護うさぎ Rescued rabbit bunny  litter pan  トイレ
うさぎ トイレ コツ おすすめ 
  • うさぎのトイレのトレーニングが難しいというのは誤解で、ウサギは犬、猫と同様にトイレの訓練ができるため屋内での素晴らしいペットになります。 次の手順に従い、ウサギのトイレトレーニングを行います。
  • 猫用トイレ(側面が低く上蓋なし)を用意します。 浅めの収納ボックスも使えます。 高すぎる場合は片側の出入り口を切り取ります。 日本でうさぎ用に販売されている三角形のトイレは小さすぎます。
  •  排泄物の吸収のトイレ砂には猫用の木製ペレットの場合は無香料を選んでください。ウサギの呼吸器系に有害物質は避けます。
  • トイレの底に湿気の吸収に十分な量のトイレ砂を薄く敷きます。 うさぎは猫のように糞を埋めないので、あまり深くする必要はありません。 トイレ掃除するときは、毎回中身全部を捨てます。
保護うさぎ Rescued rabbit bunny  litter pan  トイレ
  • うさぎは牧草を食べながらトイレをする習性があります。トイレのトレーニングには、牧草を直接トイレの上に置くかトイレの脇に牧草ボックスに置き、用を足しながら 牧草を食べられるように設置します。 
  • もしうさぎがトイレ以外の場所でおしっこやうんちをした時は、素早くティッシュペーパーでふき取り、そのティッシュペーパーをトイレに入れます。 

 

  • うさぎにトイレの習慣を覚えさせるには最初にスペースを制限します。最終的に室内の放し飼いにする場合でもはじめはのXペン(サークル)を使用し、ウサギの行動範囲を限定します。これによりうさぎは最初にその場所に慣れます。 ウサギがいつもトイレを使うようになったら、徐々に行動範囲を広げます。 うさぎがトイレの使用を「忘れ」たらトイレの場所の習慣が戻るまで行動範囲を制限します。

 

ウサギのトイレの種類

ウサギの避妊・去勢がトイレトレーニングに影響?

避妊、去勢はウサギのトイレトレーニングにかなり影響があります。 うさぎが生後 4 ~ 6 か月になると性ホルモンが活発になり縄張意識が高まります。 うさぎに去勢、避妊の手術をすると、うさぎがトイレを覚えて使用する可能性が高くなります。

うさぎの運動 遊び

うさぎさんは活動的。一日に数時間は遊んであげましょう。

保護うさぎ Rescued rabbit bunny  うさんぽ おもちゃ
usagi rabbit bunny

うさぎは活動的なので、走ったり遊んだりするのに十分なスペースが必要です。 うさぎをXペンやケージで飼っている場合は、毎日運動のためのプレイタイム、室内 部屋んぽの時間を確保して飼い主さんと楽しい時間を共有してください。

うさぎは掘ったり噛んだりするのが大好きなので、ウサギがアクセスできる場所を「バニープルーフ」にすることが不可欠です。電線ケーブルはプラスチック チューブに通して保護します 。家具をかじる場合は、IVORY石鹸やビターアップルスプレーが効果的です。うさぎは退屈するとじゅうたんや家具をかじるので、噛めるおもちゃや掘る場所を用意すると効果的です。 段ボールの隠れ家、干し草を詰めたトイレットペーパーの芯、硬いプラスチックの赤ちゃん用おもちゃ、天然の加工無しの小枝のボールなどです。 

野外のうさんぽについての是非

特に北米では室外、野外の”うさんぽ”は禁止です。

  • HDV2(兎出血病ウイルス2型)の感染の危険性が高まる。
  • うさぎは捕食される動物なので外敵、天敵による攻撃で怪我したり、死に至ることもある。 
  • 逃げて迷子うさぎになる可能性がある。
  • 草に農薬や肥料が散布されてる可能性、フェンスの穴や有毒植物と接触の危険がある。

上記の理由から、室内でのへやんぽをお勧めします。

うさぎのおもちゃ

うさぎに玩具は必要?

うさぎが健康で楽しい生活を送るためには心身に十分な刺激が必要です。うさぎを夢中にさせるおもちゃは、うさぎの習性を生かした、噛む、掘る、餌を探す、投げる、隠れ、投げたり、と色々な玩具があります。

usagi  rabbit bunny
ウサギとおもちゃ

コップ重ね(スタッキングカップ)

幼児子供用の玩具も使えます。 おやつを隠しておくと、ウサギは口でくわえて、カップからおやつを取り出します。 

 

うさぎのおもちゃ
rabbit bunny ウサギ うさぎ

100円ショップなどにある、猫用の穴の開いたプラスチックボールの間に、ペレットを入れると、うさぎが転がして、取り出そうとして遊びます。

保護うさぎ Rescued rabbit bunny  おもちゃ

使用後のトイレットペーパーの芯にはさみ切込みを入れて、ホルダーの中に牧草を入れます。うさぎさんが喜んで投げたりして遊びます。


トンネル 隠れ家 ハイディハウス

ペットウサギの先祖はもともと穴の中で暮らしていたので暗くて狭いところが好きです。 

 

猫🐈用 CAT のトンネルや段ボールを利用できます。 

保護うさぎ Rescued rabbit bunny  トンネル おもちゃ うさんぽ

段ボールハウス(隠れ家)

 

段ボールにうさぎが出入りできる程度の切込みを2か所以上いれて隠れ家を作りる、段ボール再利用のハイディハウス 

わらの家(隠れ家)

 

市販でも藁、チモシー牧草のおうち、わらハウスなど